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2013.10.18 (Fri)

ツキノヒカリ

 いつの日だったか、月には絶対に触れてはいけない。という教えを耳にした。
 それは昔から伝わる言葉らしいが、意味が解らなかった。
 当然だ。宇宙にある物をどうやって触るというんだ。
 宇宙飛行士なんて夢物語。平々凡々に青春時代とやらを謳歌している俺には縁もゆかりもない話。
 そう思ってた。いや、今も思っている。

 話変わってこの世の中には「神様のいたずら」という言葉がある。
 普段奇跡と言っているそれは、通常起こり得ない事が現実に起きた場合使う。……と認識している。
 して、それでは今起こっている出来事は何という?
 これこそ『それ』に当てはまるのではないか?

 それは何でもない平日の昼下がり。
 都会から遠く離れた田舎に住むどこにでもいそうな学生。
 学校がテスト期間中でお昼で解放された俺はただぶらぶらと川の土手を歩いていた。
 そんな時だった。その『いたずら』とやらを受けたのは。
 周りにいた爺さん婆さんはそれぞれ慌てふためき、騒ぎ出している。
 それもそうだ、あり得ない事が起きているのだから。

  俺の目の前に『月』が落ちた。

 空から突然俺の目の前に落ちてきたんだ。
 ヒュンと甲高い音を立てて目の前に。
 妙? なぜそれが月だとわかるのか。
 宇宙に浮かぶ月が落ちてくるわけがない。
 確かにそうだ。だが、俺は見ていたんだ。
 さっきまで昼間だというのに綺麗に見えていた月がだ。
 それが、徐々に大きくなってきて。
 気がついた時には耳元で甲高い音が鳴っていた。
 正直信じられないが、もう一度空を見上げると確かにさっきまで見えていた月がなくなっている。
 『月』が落ちてきた。本当なら一大事なんてレベルじゃない。神様の『いたずら』どころか神の『裁き』だ。
 だが、俺の目の前に落ちた『月』は――

「ん……うぅ……おまえ、だれだ?」

 陽の光で輝いた金髪の少女だった――。 
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