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2013.08.16 (Fri)

それは、あの数時間前の出来事で

囲まれた。
肉眼では捉えられない。しかし確実にいる。
恐らく合わせて5、いや6か。
相手はこちらが動かない限り動かない。
だがこちらは動かないといけない。
時間が、私にはない。
私の頬を雫が伝う。気温も湿度も高い。状況も相まって息苦しいことこの上ない。
……分はかなり悪いが負けが決まった訳では決してない。諦めてられるか。

まず来た道を戻ることはできない。しても意味がない。それに少し逸れた位置にいる。わかりやすく気配を出している。
後方はこれによって選択肢から除外。
では左右か。
左は未開。気配もある。
深い森で気配を消すには最高の地形。
だがそれは相手も同じ。それに悲しいかなその恩恵は相手の方が大きい。
右はすぐに壁に当たる。これはここまでくる前に当たっている事実からの推測。壁までの距離は微量前後するも間違ってはいないはずだ。
進路選択が絞られるというのは今の状態では致命的だ。
それに……ご丁寧にそっちにも気配はある。
用意周到過ぎやしないかと呆れてしまう。
となると前方か左。
前方は一番気配が濃い。
だが視界が左より開けている。
相手に察知されやすい点により場合によっては避けるべき。だが今回は問題はない。ここまでの行動で判った事。相手は索敵能力が低い。
よって視界の確保という利点しか残らない。
しかし気配が濃い。危険性は高い。
どうする。前か、左か。
どちらも危険性は変わらない。

なら--
少しでも利点のある方を私は選ぶ。
私は錘がついているかのように重い脚を前へゆっくり進めた。

そして、私は宙を舞った。
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